2016年4月アナリティクスに新機能が追加されていました。
アナリティクスの「ユーザー」から「ユーザーエクスプローラ」という項目で見ることができます。
これは面白いです!もうアナリティクスは、ただのアクセス解析ではなくなりましたね。コンバージョンを上げるための必須解析ツールにもなります。
ということで今回は、この「ユーザーエクスプローラ」で何ができるのか?これを元にどんな施策が考えられるのかをご説明したいと思います。
ユーザーエクスプローラとは?
まず、この「ユーザーエクスプローラ」で何ができるかと言うと…
- ユーザーごとの行動がわかる
- ユーザーをセグメントすることができる
簡単に言うと、セグメントされたユーザーの行動を確認できるということです。
例えば、特定のページを見たユーザーに絞って、ひとりひとりの行動の特徴なんかもひと目でわかるようになります。
最大の特徴はユーザーひとりひとりの行動がわかるということです。
ではまず、ユーザーエクスプローラを開くと、クライアントIDと呼ばれるユーザーが一覧で表示され、セッション数などを確認することができます。
ここでセグメントを指定してみても良いですね。
もちろん期間も指定できるので、特定の期間でどれくらいリピートしているのか?などもユーザー個別のデータなので、より詳しくわかります。
ユーザーごとの行動を見るユーザーレポート
では、次にユーザーひとりひとりの行動を見てみたいと思います。
ユーザーエクスプローラに一覧で表示されているクライアントIDと呼ばれる、ユーザーをクリックしてみると、そのユーザーが見たページなどを時系列で確認することができます。
この画面の左側では…
- ユーザーを獲得した日付(初回訪問)
- 集客チャネル(どの方法で集客したのか)
- デバイス カテゴリ(アクセスしたデバイス)
という情報が、簡単に確認することができます。
また、右側の欄には…
- セッション
- セッション時間
- 収益
それぞれ、その期間の数字を見ることができます。
この情報を見ると、どれくらいリピートしているのか?どのページを見ているのか?が、ユーザー個別で見ることができるため、非常にわかりやすく参考になります。
例えばここで、何度もリピートして商品ページを見てはいるが、購入ページへ進んでいないとしたら、商品ページの改善をしなければいけないことが、今まで以上に明白にわかります。
それは、今まではユーザーフローなどといった「ページ」を軸とした解析をしていましたが、このユーザーエクスプローラは「ユーザー」を軸としているからであって、さらにユーザーをセグメントしてみると、より傾向がわかるかと思います。
セグメントを作ることもできる
また、特定のページを見たユーザーを簡単にセグメントとして保存することもできます。
ユーザーレポートからセグメントにしたいページビューなどがあれば、その左にあるチェックボックスにチェックを入れて「セグメントを作成」ボタンをクリックすると、条件などを入力するウィンドウが現れるので、必要項目を入力して保存します。
まとめ
これを利用してどんな対策が考えられるかと言うと、例えば、購入ユーザーをセグメントして、その後どれくらいの間隔でリピートしているのか?どのページを見ているのか?など再訪問や再購入を促すメルマガを送る場合の参考にもなりますね。
さらに、この「ユーザーエクスプローラ」は、コンバージョンを設定していないサイトでもユーザー経路を確認することができるため、ユーザーの動きを確認して、対策した方が良いページなんかを考える時の参考にもなります。
購入していないユーザー行動を調べてリストを作り、リマーケティングを行うといった方法も考えられますね。
最後に、このアナリティクスのユーザーエクスプローラは、現状ではユーザーの性別や年齢などがわかりません。
まだ追加されたばかりなので、今後もっと詳しくユーザー情報が追加されるかもしれませんね。
そうなると、もっと解析データが参考になるかと思います。