今回は、初心者向けのデジカメで月を撮影する設定についての記事です。
2016年11月14日に見える満月は地球と月の距離が近くなるため通常よりも大きく見えるスーパームーンと呼ばれています。
2016年で最大の満月
日時 距離 満月の瞬間 11月14日 22時52分 35万6521km 月の最接近 11月14日 20時21分 35万6509km 地球上のどこで見るかによって、最接近時刻やその場所からの距離は異なる。たとえば東京の場合は、23時30分ごろに35万0612kmまで近づく。
引用:2016年11月14日 スーパームーン – AstroArts
この現象は毎年見られますが、2016年は特に月までの距離が近くなるということで、私も気になって仕事から帰って外を眺めていました。
…ということでデジカメで撮ってみましたー!
みなさんは撮りましたか?
意外に撮れちゃう月の写真
で、実際の写真がこちらです。
この日は天気がいまいちで曇っていました…なので、少し諦めていましたが、撮れるくらいに晴れてきたので撮ってみました。
でも、ちょっともやがかかっていてこんな感じです。
意外と撮れますねー!
では、撮影に使ったものをご紹介します!
カメラ本体
まず、カメラはPENTAX K-5です。
私は昔からPENTAXを使っていて、現在はK-5で落ち着いてますが、キヤノンも欲しいなーっと考えています。。しばらくは無理ですが。。
このカメラはオートフォーカスがだいぶ良くなったと評判でしたが、キヤノンなどと比べるとまだまだですね。。
PENTAXは、リミテッドシリーズのレンズも大変評判良く、未だに根強い人気で私もいつかは欲しいレンズのひとつです。
レンズ
レンズはSIGMAのAPO70-300mmです。
このレンズは比較的安いので手に入りやすく、さらに300mmまでの望遠なので、子どもの運動会や、動物園行った時なんかにも重宝しますね!
今回のように「月」を撮る場合、広角レンズや標準レンズだと小さすぎて論外なので、望遠はぜひ1本持っておきたいところです。
撮影の設定
今回の撮影では、カメラのモードをマニュアルにして撮っています。
個人的にマニュアルで慣れていることもあって、ずっとこれで撮ってます。
PENTAXの場合、便利なグリーンボタンなんてものがあるので、マニュアルでもすぐに適正露出にすることができちゃいます!後は表現したい描写に近づけるための微調整をするだけです。
では次に、今回撮影した設定についてご説明していきます。
シャッタースピード
1/125秒です。月は明るいので長時間露光のバルブ撮影なんかではオーバーとなってしまい全く撮れません。
何枚か撮ってみるとわかると思いますが、アンダー寄りのシャッタースピードで充分な明るさが確保できます。シャッタースピードが早いと手ブレなど何かとメリットも多いので良いですね。
300mmのような望遠で撮る場合、手持ちだと正直ブレやすいので、今回の撮影は三脚を使用して撮りましたが、感度や絞りを調整することで手持ちでもいけるかもしれません。
絞り
f/8にしました。開放寄りだとオーバーとなってしまうため、画質も考慮して少し絞り込みました。
ISO
ISOは100で撮りました。こちらも通常は200ですが、少しでも明るくなりすぎないようにしてみました。明るさに関しては、シャッタースピードでも調整は可能なんですけどね。
まとめ
今回、ご紹介したようにデジカメで月を撮るには、ちょっとした設定で簡単に撮影することができます。
望遠さえあれば何とか撮れるのでやってみてください!
そして、今回はRAWで撮影しました。
RAWとは、現像前のデータで保存することができるため、後で現像ソフトで画像補正を行う際にjpgファイルを補正するよりも劣化を防ぐことができます。
データは重くなってしまいますが、おすすめです。私はRAWでしか撮りません。
RAW現像に関してはこちらもぜひ参考にしてみてください。
以上、デジカメで月を撮る方法についてでした!
追記:本日15日もまた見ることができるようです。気になる方はぜひ!