ブログを含め、webサイトを運営していて記事が増えてくると、表示する個別ページの件数も多くなるため、ページ下部にページネーションを設置して膨大なページを分割させる場合があるかと思います。
その際にページタイトルとディスクリプションを動的にしておかなければ、ウェブマスターツールで「検索のデザイン」>「HTML の改善」にタイトルやディスクリプションが重複していると表示されてしまう場合があります。
今回は、この重複してしまった場合の問題点とその改善についてお話したいと思います。
重複した場合の問題点とは
この重複したタイトルとディスクリプションは、何が問題かと言うと…Googleは同じサイト内に同一のページタイトル・ディスクリプションが設定しているページが複数存在すると、重複コンテンツと判断され、サイト全体の価値を下げてしまう可能性があります。(悪意がない限り通常は問題ありません)
一見、ペナルティとも思われるかもしれませんが、重複コンテンツはペナルティの要因にはなりません。なぜなら、サイトを運営していくと無意識に重複してしまう場合が少なからずありえるからです。
また、タイトルとディスクリプションが重複したページが複数あると、何についてのコンテンツなのかわからなくなってしまうため、Google側でユーザビリティを考慮して勝手にページタイトルなどを書き換えてしまう場合もあります。
通常、サイトを管理していく上であまり問題にはなりませんが、意図しないページタイトルが表示されている場合や、本来ディスクリプションとして見せたいものが書き換わっているような場合は、各ページ別々のタイトル・ディスクリプションを設定しておかなければいけません。
重複してしまった場合の改善案とは
はてなブログの場合、2ページ以降はそのページに関するディスクリプションは設定されていません。
代わりに、canonicalがトップページへ向けられて設定されていて、トップページに関するディスクリプションが設定されています。
なので、はてなブログでは2ページ以降のタイトルとディスクリプションは重複になることはありません。
下記の記事によれば、そういった使い方は間違いとしているんですが、どうなんでしょうね?
Google ウェブマスター向け公式ブログ: rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い
また、WordPressをお使いの場合は、タイトルとディスクリプションを下記のように動的に設置する必要があります。
- タイトル:(カテゴリ名)(ページ数)ページ目
- ディスクリプション:(カテゴリ名)に関する記事一覧の(ページ数)ぺージ目です
2ぺージ目以降のぺージ数の取得は下記のようタグで表示することができます。
<?php if($paged){echo $paged."ページ目";} ?>
この他にも、2ページ以降はインデックスさせない「noindex」を設置する方法も考えられます。これでクローラーは、リンクを辿ってもインデックスしないため、重複となることはありません。
サイトの運営方針によって2ぺージ以降の公開設定を決めましょう。
【追記】
と、ここでTwitterで下記の指摘を受けまして、まさにその通りです。
重複を解決するためにprev/nextがあります。
@t_s_inkさんありがとうございます。
@yuhki53 prev/nextは使わないんですか?
— Take@code novelist (@t_s_ink) 2016年7月29日
rel=”next”とrel=”prev”を設定する
失念しておりました。。
ページネーションによるタイトルやディスクリプションの重複を解決するためには、それぞれユニークなものにしておく以外にも、多ページコンテンツをクローラーに伝えるタグがあります。
これに関しては別で記事にしてありましたので、参考にしてみてください。
【追記ここまで】
重複したタイトルとディスクリプションについてまとめ
タイトルとディスクリプションについては、意外と気にしていなかったという方も多いのではないでしょうか?
先ほども言いましたが、ペナルティにはならないものの、その状態を放置しておくのはサイトの運営上あまりよろしくありません。
タイトルの書き換えは検索結果のクリック率にも影響しますので、site:(ドメイン)で検索してみてどのようにインデックスされているのか調べてみても良いかもしれませんね。
そのためにも、サーチコンソールを定期的に確認してサイトの状態を把握しておきましょう。
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