Webマーケティングとは一言で表せるものではなく、サイトの集客・誘導・再訪問からコンバージョンしやすくするための「行動」や「活動」といったことを指します。
まず、サイトを運営している方は少なくとも下記のような何か目的(コンバージョン)が必ずあるはずです。
- 商品を売りたい
- 集客したい
- 会員登録を増やしたい
- お問合せを増やしたい
Webマーケティングとは、そういったコンバージョンなど目的の数を現状より増やすために行う行動を指す、ということです。
このWebマーケティングは、アフィリエイトももちろん含まれます。
どういったユーザーを集客するとコンバージョン率(CVR)が増えるのか?など、そういったサイトの目的を向上させるためにサイトへのトラフィックを調べるなどのウェブ解析が重要となります。
では、今回はWebマーケティングについての説明と、考えられる施策を挙げてみたいと思います。
Webマーケティング/集客
サイト運営には集客が不可欠です。
この、集客には非常に苦労している方も多いのではないでしょうか?
そして、Webマーケティングでは特に重要な要素でもあり、これに成功することによってコンバージョンに効果が現れるといった相乗効果も期待できます。
その集客方法には大きく分けると以下の3つに分類されます。
集客に悩んでいる方はまず、この3つから考えてみて、どの集客方法が適切なのかを考えてみましょう。
SEO
これは日頃から対策している方も多いのではないでしょうか?
ターゲットキーワードを選定し、それに沿った記事を作りサイト構造を最適化して検索順位を上げて集客します。
SEOとはWebマーケティングで集客の手段のひとつで、検索ワード(ユーザーニーズ)を対策することで高いコンバージョン率を期待することができます。
Webサイトはトラフィックが無いとはじまりませんから、絶対に外せない対策のひとつです。
最近のSEOはコンテンツが重要とされていますが、この辺りの重要な要素については下記記事も参考にしてみてください。
Web広告
こちらもSEO対策と並行している方も多いかと思いますが、GoogleやYahooの提携している広告枠や検索結果に有料で広告を表示してクリック単位で課金する集客方法です。
今では、Facebook広告やTwitter広告なんかも増えてきてますね。
ターゲティングを細かく設定することで、より顕在層に訴求した広告配信を行うことが可能です。
そして、その他にも純広告といったポータルサイトなどの広告募集のスペースに有料で集客を促す方法も考えられます。
広告の選び方については下記の記事も参考にしてみてください。
SNS
こちらもすでに設置していて当たり前になっているTwitterやFacebookなどのソーシャルシェアボタンで拡散させる集客方法です。
オウンドメディアなど自社で集客したい場合などには欠かせない集客方法ですね。定期的な投稿やフォロワーの推移など、運営の計画性が求められます。
Webマーケティング/誘導
これは、集客したユーザーをコンバージョンや、目的のページへの誘導を促す改善のことを指します。
グローバルメニューや、バナーのA/Bテストもそうですし、コンバージョンしやすいユーザーの行動をDeeBoard(ディーボード)のような解析ツールで分析して施策を行うことでPDCAを回します。
こちらも仮説から検証といった計画的なスケジュールが大切となります。
LPO(ランディングページ最適化)
ランディングページに集客して、ユーザーヒートなどを参考に改善を繰り返します。
キャッチコピーの修正や集客するキーワードによっても変化が見られます。
難しい解析になりますが、場合によっては効果も大きく、期待できます。
ユーザーヒートに関しては下記の記事もぜひ参考にしてください。
EFO(エントリーフォーム最適化)
申し込みなどのフォームからの離脱率を減らしたりコンバージョン率を上げる改善を行います。
ユーザーの利便性を優先に考えて、必須項目を視覚的にわかりやすくしたり、項目を極力減らすことや、入力ではなく選択だけで完了する方法など、アナリティクスやユーザーヒートを参考に改善します。
CTA(コール・トゥ・アクション)
そのページを読んだ後、ユーザーに何をしてほしいのか?記事下に行動を促すものです。
よく目にするのがFacebookなどのシェアボタンですね。これは、記事をシェアしてもらいたいために記事下に設置します。
これがあるのとないのでは拡散に違いが見られます。
また、見た目ももちろん改善の余地があり、ボタンの形や誘導したい関連記事を表示したりと目的によって配置します。
Webマーケティング/再訪問
一番売れやすいユーザーとは、一度購入したユーザーです。
コンバージョンに繋がったユーザーに再度、訪問してもらいリピーターとなってもらうための施策です。
例えば、ステップメールで再訪問を促したり、CRMのように個別にセグメント化し、顧客ごとの細かい対応をすることで顧客満足度を上げ、ユーザーとの良い関係を築くことも大切です。
もちろん、購入する以前の未購入ユーザーを再訪問させることも重要です。
オウンドメディア含め、ブログなどを更新し続ける理由と重要性がわかりますね。
Webマーケティングのすべてまとめ
以上のように、サイトに必要な改善を行う場合、Webマーケティングを大きく3つに分けて考えてみると非常にわかりやすくなります。
例えば…
- トラフィックを増やすことを目標とするのか
- コンバージョン率を目標とするのか
など、Webマーケティングを行っていく上で大切なのは、コンバージョンを増やすための目標を決め、それに向けた施策を考え、PDCAを繰り返すことです。
上記の場合、トラフィックを増やすならSEO・Web広告・SNSの中からできるものを選択するだけで判断することができます。
そして、コンバージョン率を上げるなら、現状のコンバージョン率の高いユーザーの行動を調べて、そこを強化することが近道と言えます。
また、これからのマーケティングに必要なグロースハックの概念については下記の記事も参考にしてみてください。
そして、Webマーケティングについては、数多くの書籍が販売されています。
ものによっては集客だけを説明した書籍や、KGIを設定してKPIを微調整して目標へ達成する方法など、さまざまです。
しかし、いくつか読んでいるとWebマーケティングとは、今回のように大きく3つに分類されることがわかってきます!Webマーケティングに関して無知なWebデザイナーは、特に今後知っておきたい知識のひとつではないでしょうか?
最後に、施策を考える場合、ひらめきに任せては時間の無駄となってしまいます。
ぜひ、サイトになんらかの改善が必要となった際に、参考にしてみてください。