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カテゴリページは「noindex」にした方が良いのか?

カテゴリページは「noindex」にした方が良いのか?

先日、下記の記事を投稿しました。そして、その記事を書いている時にブログを色々と見ているとカテゴリページには「noindex」が設定されていることに気付きました。

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カテゴリページはnoindexを設定した方が全体のトラフィックが上がる…といった記事をよく目にします。

それは、パンダアップデートの影響で、重複コンテンツなどの質の低いコンテンツに対応するといったことが原因だと思われます。

では、なぜカテゴリページは質の低いコンテンツなのかというと…

  • 個別ページと同じ内容が表示されている
  • ユニークなコンテンツを作りにくい

といった、ユーザーにとって価値のないページだからであって、WordPressなどのCMSを使っているとカテゴリページはテンプレートによって、個別ページの一覧のような、どうしても目次のようなページとなってしまうからです。

ということで、今回はカテゴリページについて、インデックスさせた方が良いのか?それとも「noindex」を設定してインデックスさせないべきなのかをお話したいと思います。

なぜnoindexを設定するのか?

これは、先にも述べましたが、低品質コンテンツであり、ユーザーにとって価値のないページだとサイトオーナーが判断した場合に、重複コンテンツの判定を回避するために設定します。
noindexの記述は下記のようにメタに記述します。(followを指定していなくてもクローラーは巡回します。)

<meta name="robots" content="noindex,follow" />

ということは、カテゴリページに価値があればインデックスさせるべきということではないでしょうか。

サイトやブログを運営していると、個別ページには被リンクが集まります。そして、その内部リンクはカテゴリページに集まります。
これはミドルキーワードでも検索上位に表示するチャンスでもあると考えます。

これを踏まえて一度、カテゴリページのあり方を考えてみても良いかもしれません。

カテゴリページをインデックスさせたらどうなるのか

では、次にカテゴリページに「index」を設定してインデックスさせた場合に考えられるメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

メリット

被リンクなどの評価が高い個別ページからの内部リンクを集めることによって、カテゴリページも検索結果に上位表示する可能性が考えられます。

この場合の条件として…

  • カテゴリに対する個別ページが多い
  • それぞれの個別ページが評価されている

他にも、後述しますがカテゴリページをインデックスさせるには、価値のあるページにする必要があります。

デメリット

もし低品質コンテンツと判断された場合、サイト全体の評価が下がる可能性があります。しかし、もし重複コンテンツとなってもペナルティとはなりません。
この場合、価値のないページとは…

  • カテゴリに対して個別記事が少ない
  • テーマに一貫性がなくユーザーにとって有益な情報ではない

また、サイトには共通するテンプレート部分のような重複する箇所が少なからず存在するため、ペナルティの対象にはしていないようです。

support.google.com

カテゴリページを際立たせる方法

カテゴリページをインデックスさせて、ひとつのランディングページとして機能させたいなら、個別ページのようにユニークなコンテンツを追加すると有効的です。

では、WordPressを使った場合にカテゴリページにコンテンツを追加する方法をご紹介したいと思います。

カテゴリテンプレートの、コンテンツを追加したい箇所に下記のようなタグでコンテンツを追加していきます。

条件分岐でテンプレートに直接記述する

これだとタグももちろん使えますし、編集が1ページで済むので比較的管理が楽です。

<?php if ( !is_paged() ) : // 分割された1ページ目のみ表示 ?>
<?php if( in_category('2') ): ?>
カテゴリIDが2の場合に表示するコンテンツ
<?php elseif( in_category(array('5'))): ?>
カテゴリIDが5の場合に表示するコンテンツ
<?php else: ?>
カテゴリIDが上記以外の場合に表示するコンテンツ
<?php endif; ?>
<?php else : // 分割された2ページ目以降(別に表示するものがあれば) ?>
2ページ目以降で表示させたいコンテンツ
<?php endif; ?>

カテゴリの説明文を使用する

次に、WordPressの管理画面の各カテゴリに表示されている説明文を使用する場合です。もし、ここに説明文があれば表示するといった記述です。

f:id:yuki53:20160618144142g:plain

先ほどと同じように、分割された1ページ目だけに表示する場合、このようなタグを表示させたい場所に記述します。

<?php if(!is_paged()):?>
<?php if(category_description()):?>
<?php echo category_description(); ?>
<?php endif;?>
<?php endif;?>

この説明文にタグを使用する場合は、functions.phpに下記タグを追加します。

remove_filter( 'pre_term_description', 'wp_filter_kses' );

さらに、このままだとカテゴリタイトルのaタグのtitleに説明文が入ってしまうので、下記のタグをカテゴリを一覧表示する箇所に追記することで回避することができます。

<?php wp_list_categories('use_desc_for_title=0'); ?>

テンプレートタグ/wp list categories – WordPress Codex 日本語版

カテゴリページの「noindex」についてまとめ

ということで、カテゴリページをインデックスさせるかどうかは、有益なページかどうか?という点で決めて良いのではないでしょうか?

そして、カテゴリページに設定したミドルキーワードでも上位表示させるには、ユニークなコンテンツを追加して対策しましょう。

もちろん、サイト内でキーワードが食い合ってしまう場合などもありますので、よく考えてサイト構成を決めましょう。

最後にWordPressのプラグインで、All in One SEO Packを使っているとデフォルトでカテゴリページにはnoindexが設定されているので、もしインデックスさせたい場合は確認してください。

この記事を書いた人
ゆうき
デザインに携わり早22年、Web関連を中心にSEOやマーケティングなど色々と語っています。

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