最近、一眼レフを持っている方が増えましたね。海外からの旅行の方や、女の子なんかも、持ち歩いているのをよく見かけるようになりました。
しかし、ほとんどの方がレンズフードを付けないまま使っているように感じます。
私だけかもしれませんが、レンズフードを付けていない方を見ると、どうしてもカメラ初心者に見えてしまいます。
そこで、今回はレンズフードがどのような役割をしているのかまとめてみました。
簡単に良い写真が撮れるデジカメをさらに良く作品にするためにもぜひ、レンズフードの役割を知って撮ってみてください。
レンズフードの役割
レンズフードを付けて撮影する大きな理由は、余計な光が入り込むことを抑えて、ゴーストやフレアを防止することです。
これは、逆光のように、被写体の近くの光が強い場合などに起こるもので、写真全体が白っぽくなり、ぼけた印象になったり、幾何学模様のような光の玉が映ってしまう現象です。
ゴースト
レンズに入り込んでしまった余計な光が反射することによって起こる現象です。
撮影する際に、絞り込むことによってはっきりと出やすくなります。
- PENTAX K100D Super(1/750秒 F8)
- SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
フレア
ゴーストと同じく、余計な光によって写真全体のコントラストが弱くなってしまいます。
- PENTAX K100D Super(1/60秒 F1.7)
- SIGMA 28mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO
ということで、レンズに余計な光が入ってしまうのを防ぐのがレンズフードです。
完璧にゴーストやフレアを防ぐことはできませんが、私は付けて撮影する方が良いと思います。手で光りを抑えるだけでも違ってきます。(ハレ切り)
このように、光を意識して撮影するということは、非常に重要です。
自分の表現したい写真は、順光が良いのか?敢えての逆光でシルエットを出したいのか?など、何も考えずに撮るよりも腕も上がりますよね。
ただ、内臓ストロボを使用する場合は、写真の端に影が映りこんでしまう(ケラレ)場合があるので、フードを外して撮影しましょう。
レンズフードはその他にも雨や傷からレンズを守る役割があります。
使わない時は、レンズフードを逆にして付けておくと邪魔になりませんよ。
円形と花形のレンズフード
レンズフードには円形と花形のものがあり、花形の方が光を遮断する効果がありますが、レンズに合った正しいレンズフードを使用して余計な光を抑えましょう。
花形の注意点としては、レンズフードの長い方が上下で、短い方が左右になるように装着しましょう。
広角側のレンズだと花形、望遠側のレンズだと円形のものが多く、レンズを購入した際に、付属されるフードを使用して問題ないかと思います。
レンズフードの役割まとめ
どんな写真を撮りたいのか、その手段のひとつにレンズフードが挙げられます。ゴーストなんかだと作品によっては、敢えてレンズフードを外して、絞り込むことによって、ゴーストを入れた方が雰囲気良かったりするので、ぜひ覚えておいてください。
レンズフードは邪魔な飾り物ではありません、特に屋外での撮影では、レンズフードを付けて撮影することをオススメします。