2017年2月のGoogleのアップデートによってアクセス数などが激減するなどして、困惑している方も多いのではないでしょうか?
この辺について、先日友人と話しをしていてちょっと会って話さない?ということになったので、少しまとめてみたいと思います。
その友人とは、会社でいくつものサイトを管理していて、個人的にもサイトやブログを運営しているため、私と環境が似ています。
そのため、どのようなサイトに影響を受けたのか?今後どのようなことが必要になるのかをお互いの主観なども交えて意見交換してきました。
ということで、今回は2017年2月に起こったアップデートの影響や傾向などについて個人的意見も交えてまとめてみたいと思います。
2月のアップデート内容と傾向について
まず、2月に入りこちらにも記事にしましたが、3日に「日本語検索の品質向上」についてGoogleが公式に発表しました。
これは、キュレーションサイトに対するアップデート…だとネット上では噂されていましたが、個人的にはちょっと疑問でした。なぜなら、それだと解決に繋がらないと思ったからです。キュレーションサイト以外でそれっぽいサイトもあり得ますからね。
確かにキュレーションサイトが発端ではあったと思われますが、現にキュレーションサイト以外にも順位を落としているサイトもあったのではないでしょうか?
すると、今度は2月7日にもアップデートが行われました。(こちらに関しては内容は公にされていません。)
参考:The Google Algorithm Update On February 7th Was Big
これによって日本では、11日辺りに多くのサイトに影響を受けました。今回のアクセスが極端に減った理由はこちらのような気がしますね。
内容は明らかにされていませんが、この7日のアップデート辺りを友人と傾向などを話してきたということです。
そして、そのアップデートによって現れた傾向とは以下のようなものです。
- はてなドメインが落ちている傾向にある
- 企業・オフィシャルサイトには影響がない
- 長文が上がらなくなったわけではない
はてなドメインだけが落ちるというのが、どうも腑に落ちないんですが…この辺りは他のブログサービスと比較などはしていないので、ちょっと不明です。。
もし、関係あるとしたら…ドメインパワーの評価が下がったということが一番有力ではないでしょうか?一概には言えませんが。。
影響を受けなかったサイトの特徴とは?
そして、その友人も言ってましたが、企業やオフィシャルのサイトに関しては影響を受けていないということから、会社のサイトなどを管理している所だと、気付かない方もいるかもしれません。
検索クエリに対してオフィシャルサイトが下がることは当然、考えにくいですからね。
実際に、私の会社で管理しているサイトに関しても影響が見られませんでした。
これは、サーチコンソールの「検索アナリティクス」を使って、「掲載順位」にもチェックを入れて「日付」を比較にして、11日を起点に1週間前後の傾向を見てみると影響を受けているかどうかわかりやすいです。
検索ユーザーの傾向を知るために、表示回数なんかもチェックして見てみると良いかもしれませんね。
そうして影響の受けているサイトと、受けていないサイトを比較して傾向を調べてみました。
このことから、影響を受けた多くのサイトやブログの傾向としては、企業・オフィシャルではないもの、専門性の低いものが挙げられると考えます。
ここで言う専門性とはページ単位ではなく、サイト単位のことを指します。
これからのウェブのあり方
では、今後どのようにしてサイトを管理していくことが必要なのでしょうか?
今回のWELQの件で、上位表示だけを目的としたページは上位表示されなくなります。これは内容はどうあれ、長文だけでは評価しないということです。
そして、こちらの記事にも書きましたが、今年は記事の信憑性などの出所がしっかりとしていないと正しく評価されなくなったと言っても良いでしょう。
この辺りをもう少し考えてみると、信憑性の高いサイトだけが評価される…ということは極端な話、ウェブはwikiだけで充分という考えになってしまいます。
しかしGoogleはウェブに“面白み”が必要不可欠だと考えているはずです。
なぜなら、それを検索するユーザーが検索エンジンを利用することによって広告収入が得られるからです。
では、wikiのようなサイト以外でウェブ上での面白味とは一体なんでしょうか?
それは口コミや評価などの「独自性」です。
では次に、その独自性を出すには個人的な意見だけをコンテンツ化していけば上位表示されるのでしょうか?しかしそれは、最近のアップデートによって改善されましたよね?
そのため、今後、独自性の価値が認められるには、サイトやブログのテーマに専門性があるものでなければならないと思われます。
雑記ブログがいくら意義のあるコンテンツを作っても、その記事を発信するブログ自体に専門性がなければWELQと同じ結果となってしまいます。
一律同じロジックで評価するならば、そういった記事の出所に関しても評価されるということです。
そのため、今後雑記ブログを管理していくのであれば、何かに特化した雑記…もしくは雑記自体に極端に特化した記事管理などが必要になってくるかもしれません。。
もちろん、専門性が高くてもトラフィックが下がったサイトも多いと思いますので、今回のアップデートの内容はそれだけではないのでしょうね。
検索順位に関しては、まだ動いている可能性もありますし、これからはAIも学習し続けると思われるので、動き続けるといった可能性も考えられます。
まとめ
今回は、2月に起こったアップデートに関しての傾向などを個人的主観を交えてお話させていただきました。
このアップデートは2月3日と7日に行われ、そしてその影響が11日辺りに時間差で現れたので、情報が混乱してしまいそうでしたね。。
そして、その結果…慌ただしく検索順位が動く結果となりましたが、ユーザーの検索クエリに対する質の高いコンテンツを作ることが大切だということだけはいつも変わりません。
ただ、スマホに関しては気になるところではあります。。
こういった今後の動向を見ながら、影響を受けないコンテンツを作っていきたいですね!