10月25日、自民党の受動喫煙防止議員連盟は、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、タバコ税を増税して1箱1,000円以上に引き上げるよう政府に申し入れました。
それに対し、菅官房長官は五輪もあり良いタイミングと応じ、受動喫煙対策のひとつとして前向きに検討しているとのことです。
このように、東京オリンピックのタイミングでタバコが一箱1,000円を超えるかもしれないというニュースは、現段階では提案の段階でまだ決定ではありません。
しかし、これに対してネットでは賛成派と反対派で意見が真っ向から分かれています。
どちらにしても愛煙家にとっては、1箱1,000円になった場合、以下のような選択が迫られます。
- タバコを止める
- それでも吸い続ける
タバコ税を支払っているにもかかわらず肩身の狭い愛煙家にはさらなる痛手となりそうですね。。
その中でも増税されても吸い続ける場合は電子タバコに切り替えるという方も多いんじゃないでしょうか?喫煙者が嫌われる理由が主に「臭い」などの副流煙が原因であって、喫煙所を探さなければタバコを吸うこともできません。。
五輪に向けて受動喫煙対策のためにさらなる制限も考えられますから、電子タバコにするメリットは大きいと考えられます。ただし、禁煙場所での電子タバコの規制はまだまだ曖昧なところが多いため、自治体によって確認が必要です。(場所によっては罰金が科せられます)
ちなみにJR北海道ではかなり前から列車内・ホームなどでの電子タバコを禁止としているようです。
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2009/090430-1.pdf
そして、そんな電子タバコで言うと去年から特にアイコスが話題となっていますね!
では、今回はこのアイコスについて簡単にまとめてみたいと思います。
IQOS(アイコス)とは
アイコスとはフィリップモリス社が2,000億円もの開発費をかけて作られた煙の出ない電子タバコです。2015年に発売され、最近でもよくテレビなどで見かける人気っぷりで、2016年ヒット商品ベスト30位の中でも3位にランクインするほどです。
アイコスには、ヒートスティックと呼ばれるアイコス専用のタバコを使用します。ちょっと従来の電子タバコとは異なりますね。
そして、大きな特徴としてはタールが含まれないということです。ニコチンは含まれますが、有害のタールが含まれないため、従来のタバコよりも健康的?と言えます。
IQOS は、たばこ葉を燃やさずに加熱する次世代のたばこ。火を使わないから、灰が出ない。たばこの煙のニオイもない。しかもIQOS のたばこベイパーは発生する有害性成分の量を約90%も カットしています。
引用:IQOS(アイコス)・ 革新のたばこヒートテクノロジー | フィリップモリスジャパン
これを見てわかるように、アイコスは蒸して吸うため煙が出なく、さらに有害性成分を約90%カットしているということで、体に良いわけではありませんが、通常のタバコよりは健康的といえるでしょう。(公式サイトはユーザー登録しなければコンテンツを閲覧することができません。)
どうしてもタバコを止められない方にとっては今までのタバコよりも健康的ですし、新しい喫煙の方法と言えます。
さらに、アイコスにユーザー登録すると本体が3,000円割引されるクーポンが表示されます。(キャンペーンは期間限定です)
アイコスにも税金がかかる?
この先、タバコ税が上がり1箱1,000円となると、アイコス用のタバコ(ヒートスティック)も同じく増税されます。※もちろん本体にはかかりません。
それは、電子タバコといっても法律上は同じタバコと分類されるからで、アイコス用のヒートスティックだけ値段が上がらないということはなさそうです。。
アイコスのメリット
臭いが無い
私は以前、喫煙者でしたが今は禁煙してもう10年が経ちます。
なので喫煙者と非喫煙者の両方の気持ちがよくわかります。タバコの煙って吸わない人にしてみたらかなり気になりますし、臭いですよね?でも、吸っている人には何も感じないんですよね。。
だから、こういった煙のない電子タバコは今はまだ無理かもしれませんが、喫煙者にとっても非喫煙者にとっても共存できる未来のタバコのあり方なのかもしれません。
灰が無い
前の車の窓からタバコの灰を落とす所を見かける場合がありますが、良い気はしませんよね?しかし、アイコスではそんな灰が出ません。
自宅でもゴミが出ないので汚れません。吸い殻は出ますが。。
火を使わない
これ、メリットけっこう大きいと思います。アイコスを使用するためには充電が必要となりますが、火を使わないため従来のタバコよりも飛躍的に安全性が保たれると思われます。
私も喫煙していた頃は危ない時が何回かありましたから。。火を使わずにタバコが吸えるのは良さそうですね。
アイコスのデメリット
本体を購入する必要があるため初期費用がかかる
アイコスを使用するためには本体の購入が必要となります。そのアイコス本体は9,980円です。(期間限定の割引きあり)
しかし、現状はかなりの品薄状態で、ネットでも価格が高騰している状態です。
通常価格で購入できる場所はアイコスストアか、アイコスを扱っているコンビニなどで購入することができます。
なので、入荷の予定などを予め聞いておいた方が確実かもしれません。
この取り扱い店舗も公式サイトから調べることができます。
気になる方はユーザー登録して調べてみると良いでしょう。
タバコの味を前もって確認できない
現在、発売されているアイコスのヒートスティックはマルボロのみで、これから銘柄が増える可能性はありますが、マルボロ以外の愛煙家がアイコスにするためには銘柄を変える必要があります。
そのマルボロには以下の4種類のフレーバーが用意されています。
- レギュラー
- バランスドレギュラー
- ミント
- メンソール
そして、これらを前もって試供することができないのもデメリットと言えるかもしれません。同じマルボロと言っても、アイコスでは吸った感じが異なりますから、イメージと違った。。といったことも充分考えられます。
アイコスについてまとめ
どうでしたか?これからますます増税されるタバコを止められないなら健康面や周囲に少しでも気を使い、電子タバコに切り替えることも検討してみても良いかもしれません。
ただし、先ほどもご説明した通り、臭いや害が完全なゼロではありませんから、周囲の人に気を使うのはもちろん、場合によっては喫煙所で吸わなければいけません。
全国のホテルもアイコスに対応している部屋を用意している所もあるようですし、これからもどんどん増えそうですね!
そして、アイコスは今のところ全国7箇所(仙台、原宿、名古屋、梅田、心斎橋、広島、福岡)にアイコスストアという実店舗を構えていて、そこでアイコスの修理・充電などのメンテナンスを行うことができます。※なぜか札幌にはありません。。
しかも、待ち時間に軽食やドリンクが無料という携帯ショップ以上の待遇を受けることができます。
アイコスに興味があり、アイコスストアが近場にある方はぜひ利用してみてはどうでしょうか?