サイトやページのメインキーワード(検索キーワード)をどのようにして決めていますか?
Googleアドワーズのアカウントを持っているだけで使うことができるキーワードプランナーは、キーワードの検索ボリュームを調べる時にも便利なツールですが、サイトのページを作る際のターゲットキーワードを決める時なんかにも非常に参考になるツールです。
検索キーワードにはユーザーニーズが隠れているためSEOはもちろん、マーケティングに対しても非常に重要です。
商品のカテゴリ名だけをキーワードとしてコンテンツを作るだけではなく、関連ワードや共起語など色々な検索ワードを調べてサイト管理していきましょう。
ということで今回は、このキーワードプランナーを使った検索ワードの見つけ方をまとめてみたいと思います。
Googleアドワーズ キーワードプランナーでキーワードを探す
キーワードプランナーには、ちょっと似たようなメニューが並んでいますが、今回は新たにキーワードを探すため、下記の「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」から見てみます。
そして、このメニューをクリックすると下記のフォームが開きます。
検索ワードを探すだけなら赤枠の3箇所だけで充分探すことができます。
ひとつずつ検索してみましょう。
この3箇所は全て入力しなくても用途によってキーワードを探すことができます。
では、それぞれ説明したいと思います。
宣伝する商品やサービス
ターゲットキーワードを入力して検索すると、関連性の高いキーワード一覧を見ることができます。こちらが一般的なキーワード選定方法ではないでしょうか?
メインキーワード以外の関連するキーワードでコンテンツを増やしていきたい場合などのヒントになりますね。
メインキーワードだけでSEO対策しても限りがありますので、関連するキーワードでもコンテンツを増やし、より専門性の高いサイトを目指しましょう。
ランディングページ
URLを入力するとそのページに関連するキーワードを提案してくれます。
これは、競合サイトのページURLを入力することで、ライバルサイトがどんなキーワードで対策しているのか?ということもわかってしまいます。
トップページだけではなく、中ページでも見てみましょう。
競合のキーワードを調べてみるだけでもけっこうな数のキーワードが集まるのではないでしょうか?中でも、面白いキーワードが見つかるかもしれません。
商品カテゴリ
あらかじめ用意されているカテゴリから選択してキーワード候補を探します。
キーワードが思いつかない場合などの参考になります。
このカテゴリからは、数多くのキーワード候補が表示されるので、そこからワードを選び、そのワードを「宣伝する商品やサービス」から関連ワードを検索してみるとさらに深掘りしたキーワードを調べることができます。
Yahoo!広告 キーワードアドバイスツールで探してみる
キーワードを探す時にキーワードプランナーを使う方が多いかと思いますが、Yahoo!でもキーワードプランナーと同じような検索ワードを探す「キーワードアドバイスツール」というツールが用意されています。
Yahoo!プロモーション広告のアカウントが必要となりますが、このYahoo!のツールでは、Googleのキーワードプランナーでは調べられない検索ユーザーの「属性」を見ることができます。
キーワードを入力して「キーワードを抽出」をクリックするとキーワードプランナーと同じように関連ワード一覧に加えて、検索ボリュームやクリック単価が表示されます。
入力フォームに「ウェブサイトのURL:」という項目がありますが、こちらはページに関係するキーワードを自動で提案してくれます。
キーワードの抽出画面がこちらです。
そして、「属性別検索割合」というタブをクリックすると、入力したキーワードを検索するユーザーの性別・年代・地域・曜日別検索推移などがわかります。
これを元にコンテンツやキーワードを選ぶヒントにしても良いかもしれません。(もちろん、広告を出稿する際にも役立ちます。)
Googleキーワードプランナーと同じことができるからと言って、このキーワードアドバイスツールを使わないのはもったいないですね!
ぜひぜひ使ってみてください。
キーワードプランナーを使ったキーワードの探し方についてまとめ
リスティングに出稿するにはまず数多くのキーワードを選び、その中から効果測定して最適化していきます。
誰もが思いつくようなキーワードでは恐らくクリック単価も高騰していて費用対効果を考えると商品単価を上げざるを得ない状態になってしまいます。
購入するユーザーが検索しそうなキーワードをメインキーワード意外でも探して集客します。意外なワードがコンバージョンに結びつきやすいかもしれません。
それだけユーザー行動は複雑化しています。ユーザーが何を思って検索するのかを考えてみて検索ワードを選んでみてください。
今回は検索ボリュームについてはお話しませんでしたが、検索ボリュームは多ければ良いというわけではありません。
確かに検索ボリュームが多く、競合性も低くクリック単価も安ければ集客にはぜひ出稿したいキーワードということになりますが(お宝キーワードの可能性もあります)、コンバージョンしやすいワードを考えてみると検索ボリュームが少なくてもニッチで購入に結びつきやすいワードということになります。
この辺の検索ボリュームと、どのようなユーザーを集客したいのかを考えてみて関連する検索キーワードを探してみてはいかがでしょうか?